日本にも多くの外国人が、やってくるようになりました。
人の交流が増えれば、国際結婚も多くなります。
ネパール人の結婚観は?結婚して幸せになれるの?もしかしたら離婚率って高いの?
そんな、ネパール人との国際結婚についてお答えします。
ネパール人の結婚観・恋愛観とは
ネパールでは、ヒンドゥー教や仏教を信仰する方が多くいます。
結婚観や恋愛観も、宗教の影響を大きく受けています。
日本では恋愛結婚が多く、出会いの場を求めて婚活イベントに参加したりします。
一方、ネパールでは、恋愛結婚はそこまで頻繁ではありません。
昔はほぼお見合い結婚でしたが、今では恋愛結婚も増えてきています。
とはいえ、ネパールの田舎の方では恋愛結婚はかなり珍しいです。
うちの夫はカトマンズ出身ですが、それでももし私と結婚していなかったら
両親に見合い結婚を設定されるところでした。(私と結婚した時は27歳)
また、ネパールで結婚は、家族同士のつながりを意味します。
カースト制が残るネパールでは、カーストを超えた結婚はほとんどありません。
(カースト制度は廃止していますが、まだまだ人々の意識に残っています)
詳しくはこちら↓
ネパールのカースト制度と階級!苗字や名前・職業との関係!廃止は?
たとえ恋愛感情を持ったとしても、カーストや宗教を考え、
結婚相手として不適格であると判断すれば、決して感情を表に出すことはありません。
結婚の決断をして、初めて男性から女性に告白します。
ネパールでは、交際することが結婚を意味しているのです。
国際結婚なんて、ほぼないですね。場合によっては、家から追い出される(絶縁)こともあります。
なので、私たちのケースは結構珍しいです^^;
もっと珍しいケースとしては夫のいとこは違うカーストの女性と結婚しました。
もちろん家族は大反対。結局二人は愛し合っていたので結婚となりましたが、かなーり珍しい、というか普通は考えられない事例です。
ネパール人男性の結婚観・恋愛観
ネパール人男性は、女性をとても大切にします。
女性は生まれた時から「生きる女神」として扱われます。
そして、結婚すれば相手の家族も全部面倒を見ます。
ですから、結婚の意志を固めない限り、決して告白しません。
いったん結婚の決意をした男性は、直球勝負です。
お互いに恋愛経験は少なく、告白することはプロポーズなのですから、駆け引きはありません。
もともと恋愛感情から始まった告白ではなく、
両親のすすめるお見合いから始まることが一般的です。
今考えると、うちのネパール人夫もこういうところがありました。
私たちはもちろんお見合いではなく恋愛結婚でしたが、
交際初日にいきなり「I love you」と言ってきましたからね(笑)
初日から「愛してる」ですよ!
しかも私に「Do you love me?」と、私にまで愛の言葉を言わせようとしましたからね。
「いや、まだ初日だし君のことそこまで知らないよ・・・」と、先行きが不安でした。
日本でも、本人の婚活より親同士が意気投合して、
お互いの子どもを紹介するパターンもありますよね。
特にネパールでは家同士の結婚という考えですので、親同士が反対する結婚はあり得ません。
また、ネパール社会は宗教色が濃いので、できちゃった婚は無いのです。
ヒンドゥー教では、できちゃった婚は完全否定されています。
ですから、もしできちゃった婚でもしようものなら、
本人だけでなく、彼の家族は全員の居場所がなくなり、社会から追放されてしまうのです。
でも、現代のネパールにおいて、できちゃった婚はゼロではありません。
妊娠に気付いた時に、結婚してしまいます。
交際期間の短いことが当たり前の社会なのですから。
ネパール人女性の結婚観・恋愛観
ネパールでは、男性からの告白から結婚へのストーリーが始まるとお話しました。
女性はどうでしょうか。
「生きる女神」として大切に育てられた女性は、女性らしくあることを求められます。
これは、男性に追従するだけの立場ではありません。
どんなに困難な状況でも精神的な強さを持っています。
辛抱強く、たくましい一面をもっているのです。
ですから、女性は一方的に男性を受け入れるだけではありません。
もし、見合い相手の男性から結婚を前提の告白をされたら、
「一緒に居たい人」より「将来の安定した生活」を優先させることを考えます。
ただネパール人の結婚は早く、女性は17・18歳で結婚するのは当たり前です。(田舎の場合)
首都カトマンズの場合、女性は大学を卒業してからの結婚が一般的です。
相手の男性も、20代前半〜後半が結婚ラッシュの年齢です。
ネパール人と結婚するときに気をつけるべきこと
ネパールは、山に囲まれ特に資源もない国です。
生活できないと考えれば、インドなどに移住してきた歴史があります。
また、ネパール人男性は、日本人女性を特別な存在として考えています。
日本とネパールは、戦うことなく仲良くしてきた歴史があります。
そして日本人女性はネパール人男性から見ると経済力のある、
人柄の良い国民性が結婚相手に最適と思えるのです。
そこで、現代のネパール人男性の中には、
ネパール脱出のために日本人女性と結婚を考えている人も多くいます。
日本に留学や働きに来ているネパール人の中には、
将来的には日本人女性と結婚して、アメリカで生活したいと考えている人も少なくありません。
ネパール人と結婚して幸せ?
一般的にネパール人は素朴な温かい人柄です。
そして、明るく人懐こい笑顔が魅力です。
でも恋愛経験が少ないせいか、交際相手の女性に対して独占欲が強く、
日本人男性に比べて嫉妬深い人も多くいます。
うちのネパール人夫、まさにこれです(笑)
付き合い始めたとき、私が同級生の男子とLINEしていたらめちゃくちゃ気にしていました^^;
(実際は個人LINEではなく、グループLINEでした)
また、プライバシーの観念がないので、人のスマホを勝手にみることもしばしばです。
ネパール人男性と結婚して幸せかと聞かれたら、
答えは「人それぞれ」としか言いようがありません。
国際結婚はハードルが高いのは当たり前です。
日本人同士であっても、育った環境が異なる人が
一緒に生活するわけですから、たいへんなのです。
かえって同じ日本人だから、「えっ」と思うことも多いのです。
結婚はカルチャーショックの連続です。
何が幸せかは、人それぞれです。
同じ人でも同じことでも、幸せに感じられるかは、わからないのです。
その時は幸せに感じたことでも、後になって後悔の原因になることは多いものです。
結婚にしても、就職、進学にしても、人生では決断を迫られる時があります。
その時に自分が納得して決めたことなら後悔することは少ないと思います。
少しでも疑念を抱くようであれば、やめればよいのです。
やめることもまた、決断です。
「やらずに後悔するよりは、やってみればいい」のです。
目の前の人を信じるかどうかはあなた次第です。
日本人同士でも、結婚するときは「えいやっ!」といける気持ちになるかどうかです。
幸せは感じる心次第です。
で、私の体験談をお話ししますとネパール人夫と結婚して、幸せです。
というかこれ、別に「ネパール人だから」とか「日本人だから」とか関係ないと思うんですね。
何人(じん)だろうと、お互い愛し合っているのであれば、結婚して幸せになるのではないでしょうか。
文化の違いで国際結婚は大変なことはありますが、日々色々と勉強や刺激になって楽しいですよ。
ネパール人と日本人の離婚率は高い?重婚に注意
来日しているネパール人男性は、日本女性と結婚して
アメリカで生活することを将来的に考えている人が多いとお話しました。
(と、たまに聞くのですが、うちのネパール人夫は「そんなことない」と否定していました)
また、ネパール人は結婚年齢が早いとも言いました。
ネパール人男性と日本人女性の結婚は、離婚率8割と言われたことがあります。
私の父親もこのことを聞いたので、ネパール人夫との結婚を心配していましたね・・・
実際はそこまでではありませんが、国際結婚はやはり離婚率は高くなるようです。
特に現代日本の女性から見れば、昭和の戦前の女性的生き方を
求めてくることも多いネパール人男性に対して、「ゴメン、ムリ」となることも多いのです。
そして、重婚にも注意が必要です。
ネパール人は結婚が早く、戸籍の手続きより披露宴の方を重視します。
戸籍の手続きをしていない事実婚も多いのです。
ですから、重婚を不安に感じた日本人女性が結婚に関する証明書(独身証明書)をとっても、
ネパール人男性は未婚と証明されますが、実際はネパールに奥さんがいる人も多くいます。
日本では当然重婚は違法ですから、知らず知らずに重婚してないように注意しなければいけません。
恋愛も結婚も相手を信じるしかありません
でもね、恋愛ってそんなものではないでしょうか?
目の前に相手がいて、その人が語る言葉を信じるしかありません。
結婚して「話が違う」は、相手がどんな人でもあると思います。
自分の、女の直感を信じるしかありません。
冷静になって、相手を見てください。
けっこう周りから国際結婚は反対されていると思います。
ムキにならずに、冷静になりましょう。
結婚すること、もし相手がウソをついていて重婚になった場合、自分はどう考えますか?
どう思いますか?
SNSで知り合って、会ったことも声を聴いたこともない人と結婚するわけではないのです。
交際することは結婚することという思考回路の男性と今、あなたは交際しています。
あなたはどうですか?
別に結婚はしてもしなくてもどちらでもいいですか?
相手の男性の結婚観と極端に異なるのであれば、辛い決断をした方が良いと思います。
お互いのためです。
相手の言葉を信じられないのであれば、結婚はやめましょう。
それは相手がだれであっても同じです。
傷つくのは女性だけではありません。
男性も傷つくのです。
ネパール人の結婚観・離婚:まとめ
いかがでしょうか?
国際結婚はハードルが高いのは当たり前です。
それでも、結婚したいと思えば結婚すべきです。
色々な噂を聞いて、躊躇するのであれば、結婚をやめればいいのです。
ネパールでは結婚しない交際はありません。結婚をしないことは、交際をやめることです。
ズルズルと先延ばしをしても、結果は良くなることはありません。
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