PR

ネパール帽子「トピ」の意味!お土産に最適!ニットやウールのは?

ネパール帽子「トピ」の意味!お土産に最適!ニットやウールのは? ネパールの服装
記事内に広告が含まれています。

ネパールへの航空券・ホテルを予約するなら(同時購入でお得になります!)エアトリをオススメします。

ただ、残念なことにこのエアトリではネパールへのツアーは扱っていなくて・・・ツアーを予約するなら、近畿日本ツーリスト 海外ツアーが良いですよ。

ネパールはもちろん、カトマンズ以外のツアーも扱っているんです^^

日本でネパール人男性がかぶっている帽子を見たことがありますか?

この帽子を「トピ」と言います。

中央アジアからネパールあたりの民族は、帽子をよくかぶっているイメージがあります。

今回は、そんなネパールの帽子「トピ」の意味などについてのお話です。

スポンサードリンク

ネパールの帽子の名前は トピ?トピの意味

 

ネパール語では、帽子のことを「トピ」と言います。

野球帽のようなキャップも、ニット帽も全部「トピ」です。

でも、ネパール人男性にとって「トピ」は正装の時にかぶる帽子を指します。

実際は、普段もかぶっている人も多くいます。

特に愛用しているのは、ネパール人のオジサンたちです。

若者たちは、正装の時にしかかぶりません。

 

実はネパールでは、16歳で一人前と認められます。

その証拠に16歳でIDカードを作らなければなりません。

このIDカードの写真は、正装で撮影したものと決まっています。

民族衣装を着て、トピをかぶって撮影します。

もちろん、正装ですので行事などで出席した時、室内でもかぶったままで過ごします。

室内では男性が帽子をかぶることはマナー違反ですが、正装の場合は相手に対して失礼になりません。

 

ネパールの帽子「トピ」には多くの種類がある

 

正装の時にかぶる帽子トピは、漆黒か深紅の無地のものです。

そして、普段使いのトピは柄物も多くあります。

比較的明るい色が好まれます。厳しい気候のネパールでは、春を心待ちにしています。

明るい色が好まれるのは、春の野原をイメージしているとも言われます。

 

ネパールの帽子 トピの種類:ダカトピ


出典:Jigyan Thapa’s Diary タパの日本奮闘記

一般に普及しているトピは、ダカ織という布を使用しています。

ですから、このトピは別名「ダカトピ」と称されます。

ダカ織の産地は、ネパールの南西部に位置するパルパ地方です。

研究者によると、ダカ織は着物の帯の織り方という説もあります。

柔らかいものではなく、しっかりとした織物です。

 

ネパールの帽子 トピの種類:カロトピ

出典:Jigyan Thapa’s Diary タパの日本奮闘記

この他に、ネパールの公務員の制服になった、カロトピもあります。

このトピは、柄物ではなく無地のものです。

このカロトピは、別名バドガウンレトピともいわれます。

バクタプル郡の旧名、バドガウンが名前の由来です。

 

ネパールの帽子 トピの色にも特徴がある

 

以前は、布を買ってトピを仕立てることが一般的でした。

今は、完成品を購入することも多くなりました。

しかし、今でもトピ専門の生地屋さんと仕立屋さんは残っています。

 

また、ダカトピはチェトリ族やブラマン族の中では、

かぶる色やスタイルが家族によって決まっています。

ダカトピを見れば、どこの一族かわかるようになっていました。

最近は、トピの色にも流行があります。

 

チェトリ族の若者は、比較的あずき色のトピを多くかぶります。

年齢が高くなるにつれて、色が薄くなります。

つまりオジサンになると、ピンク色のトピをかぶっています。

日本では、年齢が高くなるとシブい色を好みますが、ネパールでは、明るい色が好まれます。

でも、これがよく似合っています。

 

また、ネパールは1991年に民主化運動の結果、

国会議員のトピは黒色と決まった時期もありました。

しかし、2006年王政が廃止され国王は象徴の立場になってから、トピをかぶらない人も多くいます。

トピは民主化前の王政をイメージするというのが、その理由です。

スポンサードリンク

トピに込められた意味

 

トピをかぶった姿をご覧になったことがありますか?

かぶっているトピは、真ん中を少し折ってあります。

まるでヒマラヤ山脈を思わせるような形になっています。

この形は、別にヒマラヤを意識したものではありません。

真ん中を低くして、謙遜の意味を示しています。

一説には、年長者への敬意を表すともいわれます。

 

また、親しい間柄ではトピを贈ることも多くあります。

兄弟や、友人がプレゼントします。

この他に、親愛の情を表現するときにも、トピを贈ります。

例えばボランティア活動をしてくれた外国の方に、

感謝の意味を込めてトピをプレゼントすることもあります。

 

トピは、おみやげとしても多く販売されています。

ネパールのお土産屋さんでは、既成品のトピをよく見かけます。

サイズもデザインも決まったものですが、

ネパール独特のものですので、おみやげとしておススメです。

もし、時間があればお気に入りの生地で仕立ててください。

女性は、同じ生地でシュシュを作ってもステキです。

 

ネパールの帽子でウールやニットのはある?

 

最近、ネット通販ではネパール製の帽子が販売されています。

トピとは異なる形の、普通のニット帽です。

もともと、ネパールでは輸出用にニット帽を作っていました。

太めの甘撚りの毛糸を使用して、ざっくりとした編み上がりが特徴です。

 

甘撚りの糸を使用したニット製品は、一点物の手編みの暖かさを感じさせます。

色はとてもカラフルで、デザインはニットキャップの他に、

パイロットキャップヘルメットタイプなどがあります。

 

ニットキャップの耳あて付きのような形のパイロットキャップは、

あごの下で結べるように長い紐がついています。

この耳あて部分と紐のおかげで、耳だけでなく、頬も暖かく過ごせます。

 

ウール以外に、ヘンプと呼ばれる麻を使用したものや、シルクの帽子があります。

ヘンプは、日本では大麻を指し、日本の麻はリネンと呼ばれる亜麻です。

また、シルクはリサイクルシルクで、

サリーを作る際に出るハギレや端糸などを撚り直して再び糸にしたものです。

 

このヘンプやリサイクルシルクを使用した帽子も、輸出用に作られています。

キャップスタイルがほとんどですが、インドのターバンをモチーフにしたデザインもあります。

参考サイト:イトウ・ショウジ:ネパール帽子

 

その他のネパールの民族衣装の帽子

 

トピは、ネパールを建国したネワール族の民族衣装です。

多民族国家のネパールには、多くの民族衣装があります。

その民族衣装とセットの帽子もまた、多くあります。

いくつかご紹介します。

 

出典:【着こなせ!】ネパールの帽子トピーと様々な民族衣装のコーディネイト術

ネパール北部のタマン族は、チベット仏教を信仰しています。

ですから、チベット仏教の僧侶の衣装をもとにしたような民族衣装です。

帽子は、インド北部の山岳帽に似て、平たいものです。

おでこのあたりのカラフルなラインがとても印象深く、キュートです。

この色彩もチベット仏教のお祈りに使われる旗のタルーチョの色と同じ赤や青、黄色を使います。

 

この帽子は、男女の区別はありません。

頭の上の平たいところは単色ですが、黒に限らず様々な色のものがあります。

 

また、ヒマラヤ山麓のシェルパ族や、

チベットから亡命してきたチベット人たちもそれぞれ個性あふれる衣装とともに、帽子をかぶっています。

まるでカウボーイのテンガロンハットのような帽子です。

ネパールで民族衣装を見ることは、なかなかありませんが、

お正月には民族衣装を着る人も多く、それに合わせて様々な帽子を見ることができます。

 

ネパールの帽子「トピ」:まとめ

 

いかがでしたか?今回は、ネパールの「トピ」を中心に帽子の説明をしました。

中央アジアからイスラム文化圏において、男性は帽子をよくかぶっています。

本当に民族ごとに特徴のある帽子を見かけます。

ネパールに限らず、山岳地方ではカラフルな帽子が好まれるようです。

そして、今でも正装としてトピの着用を求めるネパール。

一つの文化を押し付けることなく、他の文化も否定しない。

多民族国家の在り方の体現した政策の一つとして「トピ」は存在します。

 

ネパール人女性の服装には色々な種類が!アクセサリーも特徴的

ネパールの服装については、こちらもご覧ください↑

 

スポンサードリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました