ヒンドゥー教は牛食べないのはなぜ?食べた場合どうなる?

ヒンドゥー教は牛食べないのはなぜ?食べた場合どうなる? ネパールの宗教

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イスラム教の豚肉とヒンドゥー教の牛肉。

どちらも宗教上の理由で食べないことをご存知の方は多いと思いますが、どうして食べないのでしょうか?

ヒンドゥー教では牛は神聖なものとされていますが、なぜ?

知っているようで知らないヒンドゥー教で、牛肉を食べない理由をわかりやすくお伝えします。

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ヒンドゥー教では牛食べないのはなぜ?

 

ヒンドゥー教は、三神一体が近世の教えです。

この三神とは創造の神ブラフマーと維持する神ヴィシュヌ、破壊神シヴァです。

その中で、シヴァはナンディンという牡牛に乗っています。

このナンディンは、乳白色の牡牛です。

そのために牛は聖なる動物ですので食べることは禁忌となっています。

 

この他にも、ヒンドゥー教では不殺生を教義としていますので、

多くの人がベジタリアン(菜食主義)です。

特にカースト上位の階層に、ベジタリアンが多くなっています。

そのため、肉自体を食べない食文化もあります。

 

ヒンドゥー教では、聖なる牛のありがたいフンは浄化作用を持つ

牛は聖なるものとして神聖視され、崇拝の対象になっています。

そして、そのフンも聖なる存在で浄化作用を持つとされています。

牛のフンを焼いた灰は護符として魔除けのために使われることすらあります。

また、インド伝統の医学アーユルヴェーダでは、牛のフンは洗顔料や石けん、

歯磨き剤の原料としても使用されています。

 

ヒンドゥー教では、牛は家族を養うための貴重な存在

また、牛は神聖であると同時に、家族を養うための貴重な存在でした。

農耕にも運搬にも大活躍の牛は家にとって恵みをもたらす存在です。

この財産を生み出す貴重な牛を食べることは、

恵みのもとを失ってしまう愚かで許されない行為と禁じられていました。

その考えは昔からの知恵でしたが、時代とともに

宗教的な意味合いを重ね変化してきたといわれています。

 

こちらの記事でも、詳しくご説明しています↓

ヒンドゥー教は牛食べないのはなぜ?食べた場合どうなる?

ヒンドゥー教徒が牛肉を食べた場合どうなる?

 

もし、ヒンドゥー教徒が牛肉を食べてしまったら、修行をやり直さなければなりません

ヒンドゥー教では「輪廻転生」の考え方があります。

「生まれ変わり」とか「前世」とか言えば理解できると思います。

人は現世の最上段に位置するものと考えられていますが、その前世は「牛」とされています。

全部で87ある輪廻の最上段はヒト、その1つ前の段階は牛なのです。

 

このようにして、牛を大切にすることはヒンドゥー教では輪廻にも当てはめられています。

そして、ヒンドゥー教では多くの神々がいますが、

牛には3億3千万の神様が宿るともいわれています。

 

ヒンドゥー教徒が誤って牛肉を食べてしまい、補償金を要求

実際にニュージーランドでは、スーパーマーケットで購入した

「子羊のロースト」が実は表示ミスで本当は牛肉だったということがありました。

故意に牛肉を食べたわけではありませんが、

結果的に牛肉を食べてしまったヒンドゥー教の男性はスーパーに補償金を要求しました。

この男性は間違いに気づいた時に、パニックになってしまったそうです。

 

そしてスーパーに抗議に行くと、

お店は謝罪して2万円相当のギフト券をプレゼントしました。

でも、男性は断固受け取りを拒否し、補償金を要求しました。

間違って牛肉を食べてしまったヒンドゥー教の男性は

インドに戻って6週間にわたる神聖な魂を

清めるための儀式を行う必要があると主張しています。

 

この儀式のために必要なお金などを補償金として要求し、

スーパーの対応によっては裁判も辞さない構えです。

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ヒンドゥー教は牛肉以外の肉は大丈夫?

 

ヒンドゥー教で禁止されている食べ物は、

肉全般(特に牛、豚)、魚介類、卵、生もの、五葷(ごくん)と呼ばれるものです。

五葷はニンニク、ニラ、ラッキョウ、タマネギ、アサツキです。

五葷の代わりに、ショウガやウコンを食べるといわれています。

 

このように禁止されている食べ物を見ると、

ヒンドゥー教はベジタリアンが多いということが納得していただけるかと思います。

また、先ほどのニュージーランドの男性のように、羊肉や鶏肉は食べる方もいます。

 

ヒンドゥー教では肉として、大豆ミートとグルテンミートはOK

ヒンドゥー教の家庭で肉の代わりに食べているのが、大豆ミートです。

大豆ミートは、大豆を原料とした加工食品です。

高たんぱく、低脂肪、低カロリーの「畑のお肉」です。

 

普段は乾燥した状態で販売されていて、お湯で戻して調理します。

食感もお肉に近いものです。

私も食べたことがありますが、確かにお肉に似ていました。

ちょっと満足感は足りないかもしれませんが…。

 

また、グルテンミートもあります。

小麦粉に含まれるグルテンに味付けをした加工食品です。

大豆ミートより柔らかく、揚げたり炒めたりして食べます。

 

日本に来たヒンズー教徒に人気の豆腐料理

大豆ミートは日本でも販売されていますが、

日本に来たヒンドゥー教の人に人気があるのが豆腐料理です。

ヒンドゥー教のベジタリアンは調理器具も肉に使用したものを嫌う場合もあります。

そんな時、豆腐料理を勧めると大変喜ばれます。

 

この他ヒンドゥー教の方が多く住む地域では、揚げ物料理を多く食べます。

ネパールだと、揚げモモ、パニプリ、揚げた鶏肉なんかが挙げられますね↓

ですから、日本では野菜の天ぷらも人気のメニューです。

 

また、グルテンミートは日本の食材で言えば「麩」と同じです。

仙台麩など一度揚げた麩は料理次第では、これから人気の出る食材となります。

 

ヒンドゥー教では豚肉は食べないの?

ニュージーランドのヒンドゥー教の男性の話で

羊肉や鳥肉、山羊肉を食べる人もいると触れました。

じゃあ、豚肉はどうなの?と思う方もあると思います。

イスラム教では豚肉を宗教上の理由で食べませんが、

ヒンドゥー教というよりはインドの飼育管理に問題があるようです。

 

豚は雑食なので、ゴミでも何でも食べようとします。

したがって衛生的に飼育された豚肉以外は安全性に問題があると考える人が一般的です。

また、ヒンドゥー教徒の多く住む地域は、

過去にイスラム教の教えに基づく国家によって征服された時期もあり、

仏教も混在しています。

したがって、イスラム教で食べない豚肉、仏教で食べない肉全般や五葷など

他の宗教の食に対する禁止事項も混ざり合っている部分も多くあります。

 

また、ネパールでは、カーストによって豚肉が禁止されているカーストもあります。

夫の家族(ネワール族)も、豚肉は禁止です。(夫は、日本で普通に食べていますが…。)

 

ヒンドゥー教が牛食べないのはなぜ?:まとめ

 

宗教の問題は心の問題であり、それが食べ物に絡んでくるととても複雑になります。

気にしないで何でも食べるヒンドゥー教徒もいますが、厳格に教えを守っている方もいます。

同様にイスラム教も仏教も食事に厳しい場合は、

ブイヨンやゼラチン、ラードやバターもアウトと考える人も多くいます。

生きるために食事は大切なものなので、お互いを尊重し合いましょう。

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